京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町 番地 電話( )
Contributing to the creation of healthy lifestyles and a vital society in harmony with nature through fermentation technologies and biotechnologies
ア ニ ュ ア ル レ ポ ー ト
2 0 0 7
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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社会・環境活動
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スの歴
史
主要子会社データ
会社概要
会社概要
2007年3月31日現在商号 宝ホールディングス株式会社 事業内容 持株会社
本店所在地 京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20番地 電話 075-241-5130
設立 1925年9月6日 資本金 13,226百万円
ホームページアドレス http://www.takara.co.jp
商号 宝酒造株式会社
本社所在地 京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20番地 電話 075-241-5110
設立 2002年4月1日 資本金 1,000百万円 発行済株式数 20,000株 大株主および
所有株式数の割合 宝ホールディングス株式会社 100% 代表者 代表取締役社長 大宮 久
ホームページアドレス http://www.takarashuzo.co.jp 宝ホールディングス株式会社
株価の推移
宝酒造株式会社
商号 タカラバイオ株式会社 本社所在地 大津市瀬田三丁目4番1号
電話 077-543-7200 設立 2002年4月1日 資本金 8,976百万円 発行済株式数 281,377.87株 大株主および
所有株式数の割合 宝ホールディングス株式会社 71.1% 代表者 代表取締役社長 加藤 郁之進 ホームページアドレス http://www.takara-bio.co.jp
タカラバイオ株式会社 株主メモ
株価 (左軸) 日経平均(右軸)
(円)
発行株式
授権株式数 870,000,000株 発行済株式総数 217,699,743株 株主数 37,476名 上場取引所 東証1部、大証1部 証券コード 2531
証券代行 東京都中央区八重洲一丁目2番1号 みずほ信託銀行株式会社 証券代行事務連絡先 〒135-8722
東京都江東区佐賀一丁目17番7号 みずほ信託銀行株式会社 証券代行部 電話 0120-288-324(フリーダイヤル) 株主総会 定時株主総会は、毎年6月に京都で開催されま す。その他、必要のある場合には少なくとも2 週間の事前通告をもって、臨時株主総会が開か れる場合があります。
大株主(上位10名)
所有株式数 所有株式数の
氏名又は名称 (千株) 割合(%)
株式会社みずほコーポレート銀行 農林中央金庫
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 明治安田生命保険相互会社
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 株式会社京都銀行
国分株式会社 三菱商事株式会社 住友信託銀行株式会社
ビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ(ジャパン) リミテッド(ビー・エヌ・ピー・パリバ証券会社)
(注) 所有株式数の千株未満は切り捨てております。
わたしたち TaKaRa グループは、日本伝統の酒造りの発酵技術と最先端のバイオテク ノロジーのイノベーションを通じて、食生活や生活文化の充実、ライフサイエンスの発展 に貢献しています。
持株会社・宝ホールディングスの傘下には、酒類事業や調味料事業を展開する宝酒造グ ループ、バイオ事業を展開するタカラバイオグループがあります。これに加えて、 2006 年 9 月には機能性食品事業の成長を加速させるため、宝ヘルスケアを新たに設立 しました。
新体制により、各事業をさらに強化し、TaKaRa グループの企業価値を向上させてい きます。
TaKaRa グ ル ー プ は 現 在、2001 年 か ら 2010 年 ま で の 10 年 間 の 長 期 経 営 構 想 「TaKaRa Evolution-100(TE-100)」において、企業の経済的価値と文化的価値との 双方を向上させ、真の企業価値(value)を高めることを経営目標に、酒類事業や調味料 事業で安定した収益基盤を作り、バイオ事業と機能性食品事業で、飛躍的な成長を遂げる ことを目指しています。いずれも、人々の豊かで健康的な暮らしに密接につながる事業で あり、わたしたち TaKaRa グループの存在意義、社会的責任はますます大きくなってい ます。経営陣・社員一同はこれを肝に銘じ、日々の企業活動に邁進しています。
将来見通しに関する注意事項
この報告書に記載されている、当社および当社グループの現在の計画、見通し、戦略、確信等のうち、歴史的事実 でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣 の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づき なされたものであります。実際の業績は、様々な要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承 知おきください。
実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合 会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対 する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限 株主、投資家の皆様へ
目次
特集:機能性食品事業の強化 宝ヘルスケア
事業概要:宝酒造グループ
事業概要:タカラバイオグループ
コーポレート・ガバナンス
社会・環境活動
役員
6 年間の主要連結財務データ ファクトシート
宝ホールディングスの歴史 主要子会社データ 会社概要
1
6
8
11
14
16
17
18
20
22
機能会社グループ 宝酒造グループ
For Enjoyment of Life with High-Value-Added Products
宝ヘルスケア株式会社 (2006年9月設立)
タカラバイオグループ For Better Living through Cutting-Edge Life Science
Technology Working for Harmony among
Nature, Society, and People
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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社会・環境活動
役員
6年
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主要子会社データ
会社概要
年 年 年 年 年
年 年 年 年 年 年 年
年
年
年 月期
年 月期
年 月期
年 月期
年 月期 年 月 長期経営構想 「TaKaRa Evolution-100(TE-100)」スタート
年 月期
年 月期 年 月 持株会社体制へ 持株会社 宝ホールディングス株式会社 設立
(大正 年)宝酒造株式会社創立
株式を上場
ビール事業進出 (「タカラビール」発売)
ビール事業撤収
醗酵調味液「味しるべ」発売
宝焼酎「純」を発売
“カムバック・サーモン・キャンペーン”開始
米国宝酒造株式会社を設立
タカラ チューハイ 発売
「 バービカン」発売
宝焼酎「純」レジェンド発売
「すりおろしりんご」発売
特定保健用食品として「カルシウムパーラー」認可
タカラ チューハイ「デラックス」〈すりおろしりんご〉 〈あらしぼりオレンジ〉発売
合弁会社、北京寛宝食品有限公司(現・宝酒造食品有限公司) 設立
基本デザインを変更
年 月 緑字決算報告書(現・緑字企業報告書)を発行 年 月 ワイン事業に本格参入。カリフォルニアワインを
輸入・販売
年 月 <伝承健寿>梅肉エキス入り濃縮飲料 発売 年 月 認証「特撰タカラ有機本みりん」発売
年 月 株式会社ラック・コーポレーションの株式を取得 年 月 焼酎「 」発売
年 月 全量芋焼酎「一刻者」、黒麹かめ仕込 本格芋焼酎 「黒甕」、本格米焼酎 洞窟かめ貯蔵「巖窟王」発売 年 月 清酒・特定名称酒の拠点として灘工場「白壁蔵」
完成
年 月 分社・持株会社化により宝酒造株式会社(現)設立 年 月 琉球泡盛「於茂登 炎(おもと ほむら)」発売 年 月 壱岐麦焼酎「音波(おとは)」発売
大津市に中央研究所完成 ブナシメジの人工栽培に成功
国産初の遺伝子工学研究用試薬「制限酵素」を発売
法による遺伝子増幅装置の国内独占販売権獲得
宝生物工程(大連)有限公司を設立(中国大連市) 全世界にわたる広範囲の 関連特許ライセンスを取得
高効率遺伝子導入法であるレトロネクチン法を開発 .を設立(韓国ソウル市)
年 月 タカラアグリ株式会社を設立( 年 月タカラ バイオ(株)に吸収合併)
年 月 遺伝子治療研究用試薬「レトロネクチン 」を全 世界で発売開始
年 月 米国インディアナ大学においてレトロネクチン法 を用いた遺伝子治療の臨床試験研究を開始
年 月 チップ作製装置と解析装置の販売を開始
年 月 チップの販売を開始
年 月 韓国バイオベンチャー企業 社を実質的に 子会社化
年 月 高速ゲノム解析センター、ドラゴン・ジェノミクス 株式会社を設立( 年 月タカラバイオ(株)に吸 収合併)
年 月 等温遺伝子増幅法「 法」を開発
年 月 組換えプレインテグレーション複合体法( 法) を開発
年 月 コールドショック ベクター法を用いたタンパク質 発現システムを開発
年 月 分社・持株会社化によりタカラバイオ株式会社設立 年 月 モルメド社と、がん自殺遺伝子治療、がんワクチン 遺伝子治療: 種の遺伝子治療技術のアジア独占実 施権について合意
宝ホールディングスの歴史
酒類・調味料事業 バイオ事業
年 月期
年 月期 年 月 タカラバイオ株式会社 東証マザーズ上場
年 月期 年 月 TaKaRaグループ第 次中期経営計画 スタート
年 月期 年 月 グループ内の事業を再編し「宝ヘルスケア株式会社」を設立
* 年 月期以降は、事業年度( 月 日∼翌 月 日まで)での記載となっております。 年 月 タカラ本みりん「純米」発売
年 月 松竹梅「天」発売
年 月 バービカン<リアルテイスト> 発売
年 月 「ファイバーパーラー」が特定保健用食品の表示 許可を取得
年 月 タカラ有機本料理清酒 発売 年 月 そば焼酎「十割」∼そば全量∼ 発売 年 月 しそ焼酎「若紫ノ君」発売
年 月 松竹梅「生冷酒」<黒麹四段>辛口 発売 年 月 タカラ チューハイ「本格辛口」発売 年 月 長期貯蔵焼酎「秘蔵の扉」発売 年 月 タカラ チューハイ「 」発売
年 月 本格米焼酎仕込“寶”京みりん 発売 年 月 松竹梅白壁蔵<山廃大吟醸>氷室蔵 年甕貯蔵、
<山廃特別純米>氷室蔵 年甕貯蔵 発売 年 月 黒壁蔵 本格麦焼酎「熟」発売 年 月 宝チューハイ壜詰 発売 年 月 白壁蔵 粕取焼酎「日の本」発売 年 月 「京寶」加工業務用本みりん 発売 年 月 「焼酎ハイボール」発売 年 月 焼酎「 」発売
年 月 全量芋焼酎「紅一刻」、同「黒一刻」発売
年 月 和三盆梅酒、芋焼酎仕込梅酒 発売 年 月 しそ焼酎「しそ小町」発売 年 月 「おいしいチューハイ」発売 年 月 松竹梅白壁蔵<特別純米>雪中貯蔵、
<純米吟醸>雪中貯蔵 発売 年 月 飲料事業の既存商品の販売中止を発表 年 月 黒壁蔵本格米焼酎「米全麹」発売 年 月 松竹梅 花酵母仕込シリーズ 発売 年 月 タカラ チューハイ「直搾り」発売
年 月 「 」発売
年 月 米国 社と合弁会社 (米国ウィスコンシン州)を設立
年 月 等温遺伝子増幅法 法日本出願特許が成立 年 月 米国 社に遺伝子治療用レトロネクチン の
ライセンスを供与
年 月 タカラバイオ株式会社が第三者割当増資を実施 年 月 宝日医生物技術(北京)有限公司を設立(中国北京市)
年 月 中国医学科学院がん病院と「がん免疫療法」共同 臨床開発合意
年 月 飲む寒天<カロリーオフ>発売
年 月 マツタケのゲノム解析をホールゲノムショット ガン方式で完了
年 月 難治性白血病の原因のひとつである 遺伝子の 変異に関する特許を日本、米国で取得
年 月 三重大学医学部に、難治性のがんを対象とした 細 胞受容体( )遺伝子治療の臨床開発を共同で 推進するために、寄附講座を設置
年 月 フランス国立保健医学研究所のレンチウイルス ベクターを用いた脳性副腎白質萎縮症の遺伝子 治療臨床試験にレトロネクチン を供給
年 月 国立がんセンターと白血病の遺伝子治療臨床試験 を目指した共同研究契約を締結
年 月 一本鎖 の特定配列を認識して切断破壊する 種 の新規 分解酵素を発見
年 月 米国 社からクロンテック事業を買収
年 月 中国医学科学院がん病院と宝日医生物技術(北京) 有限公司が、腎がんを対象とした細胞免疫療法の 臨床試験を申請
年 月 リアルタイム 装置を発売
年 月 分解酵素( )の発現系が遺伝子導入され た 細胞にエイズウイルスを感染させるとエイズ 感染細胞のみが細胞死しエイズウイルスが消滅す ることを実験的に確認
年 月 難治性白血病の検査法に関する特許の独占的実施 権(日本を除く)を米国インビボ・スクライブ社 に供与
年 月 キノコ事業において(株)雪国まいたけと業務提携 契約を締結
年 月 健康志向食品事業の販売機能を宝ヘルスケア(株) に移管
年 月 メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター (米国)が行う慢性リンパ性白血病の遺伝子治療
にレトロネクチン を供給
年 月 金武町(沖縄県)とブナシメジ事業において提携 年 月 ピーター・マッカラムがんセンター(豪国)が行
う多発性骨髄腫を対象とした遺伝子治療に、レト ロネクチン を供給
年 月 米国遺伝子工学用試薬メーカーのニューイングラン ドバイオラボ社に 法のライセンスを供与 年 月 骨形成に必須なたんぱく質「活性型オステオカル
シン」をブタ煮骨から抽出することに成功
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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主要子会社データ
会社概要
株主、投資家の皆様へ
好調に推移した2007年3月期
2007年3月期(以下、当期)は第6次中期経営計画の2年目に相当します。過去 2年間の収益拡大に向けた取り組みの成果が徐々に表れるとともに、今後の方向性が 一 層 明 確 に な っ た 年 だ と 認 識 し て い ま す 。 宝 ホ ー ル デ ィ ン グ ス 連 結 ( 以 下 、 TaKaRaグループ)の当期の業績は、売上高1,985億35百万円(前期比1.2%増)、 営業利益76億60百万円(同29.3%増)、経常利益78億46百万円(同32.3%増)、 当期純利益42億8百万円(同20.9%減)となりました。当期純利益は、前期に持 分変動利益等により特別利益が大きく発生し、当期はそれが通常ベースに戻ったこ とにより、減益となりましたが、その影響を除けば、微増収かつ大幅増益と総括で きる決算です。これを、主要な事業グループである宝酒造グループとタカラバイオ グループに分けて分析すると、次のとおりとなります。
宝酒造グループは、2006年12月末に飲料事業から撤退したこともあり、当期の 売上高は減収となりましたが、利益面では、付加価値の高い商品の開発と販売、ま た徹底したコスト管理等によって、2ケタの営業増益を達成しました。TaKaRaグ ループの安定収益源である宝酒造グループが、その力を取り戻すきっかけとなった1 年といえます。一方のタカラバイオグループは、2005年9月に買収した米国クロ ンテック社が1年を通じて業績に寄与し、遺伝子工学研究分野の収益が拡大しました。 これによりタカラバイオグループは、営業損失を大幅に縮小させるとともに、経常 利益の黒字化を達成しました。収益基盤である遺伝子工学研究分野を強化すること により、タカラバイオグループが目指す姿に大きく近づいた1年となりました。 売上高
(百万円)
200,000
150,000
100,000
50,000
0
03 04 05 06 07 187,394 196,897 195,359 196,119 198,535
営業利益
(百万円)
10,000
4,000
2,000 8,000
6,000
8,606 9,360 7,402 5,924 7,660
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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社会・環境活動
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主要子会社データ
会社概要
販売促進費の削減に成功
TaKaRaグループの基盤事業である国内酒類事業の市場環境は、飲酒人口の減少 や消費者の嗜好の多様化等により、売上を容易に伸ばせない状況が続いています。 さらに、2003年9月の規制緩和以降続いている流通構造の変化や、ここ数年の原 材料価格の大幅な高騰等の影響もあり、各メーカーとも収益力の低下に見舞われて います。
このような状況において、宝酒造グループは、当期、コスト管理で大きな成果が 表れました。従来から、製造コストや管理コストには厳しい目を向け効率化に努め てきましたが、マーケティングコストは、厳しい市場環境のもと競争が激化してい ることもあり、増加の一途を辿ってきました。そこで2005年4月からの第6次中期 経営計画では、利益マネジメントの徹底をテーマに、販売促進費の効率的な投下に 取り組みはじめました。具体的には、販売促進費投下のルールを厳格化し、その遵 守を徹底することや、営業マンが費用対効果を簡単に確認できるようなシステムを 構築する等、運営面でのサポートを行う仕組みを構築しました。当期はこの仕組み を運用することで成果が表れ、販売促進費の増加に歯止めをかけることに成功し、 宝酒造グループにおいて、3期ぶりの増益に転じることができました。
新たな中核商品としての期待が高まる「一刻者
い っ こ も ん」
当期も引き続き、付加価値の高い本格焼酎“全量芋焼酎「一刻者い っ こ も ん」”が、好調に売 上高を伸ばしました。宝酒造グループでは「一刻者」を戦略商品と位置づけ、プロ モーション活動を強化し、新規料飲店の開拓に積極的に取り組んできましたが、最 近では当社の営業マンが訪問していないお店でも、お取り扱いいただいているとい うケースが散見されるようになりました。これは、お店や消費者の皆様から、「一刻 者が欲しい」と能動的にご用命をいただいているからだと推察できます。「一刻者」 の品質面の優位性をきっちりと伝えていくことで、消費者の皆様からの確かな支持 セグメント別売上高構成比
(2007年3月期))(%)
その他
87.5 10.4
2.2
(外部顧客に対する売上高)
酒類・食品 バイオ
TaKaRaグループ
当期純利益
(百万円)
6,000
4,000
2,000
0
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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社会・環境活動
役員
6年
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主要子会社データ
会社概要
また「一刻者」の好調は、社員に新たな成功体験と自信を植え付けています。宝 酒造には清酒「松竹梅」、焼酎「純」、ソフトアルコール飲料「タカラcanチューハ イ」、そして「タカラ本みりん」等、核となる商品があります。しかし、いずれも発 売から20年以上を経ており、現在の中堅社員が入社した頃には、既に確立された商 品ブランドとなっていました。2001年に発売した「一刻者」は、現在の若手・中 堅社員が、ここまで育ててきた商品です。「一刻者」の成長は、ひいては社員の成長 につながり、強固な企業体質を構築します。「一刻者」を中核商品に育成するととも に、また新たな中核となりうる商品の開発にも注力していきます。
成長の余地が大きい調味料・海外ビジネス
国内酒類事業の事業環境は厳しいものですが、調味料事業、海外事業については、 成長の余地が大きい事業ととらえ、拡大に注力しています。
調味料事業においては、2006年4月に調味料加工業務用事業本部を立ち上げ、 中食事業者向けの営業活動を本格化させました。また、加工業務用ブランド「京きょうたから寶」 を立ち上げ、調理化学研究センターやクッキングラボにおいて新商品やレシピの開 発を積極的に行っています。昨今の健康志向と核家族化により、中食マーケットの 存在感はますます強まることでしょう。それをターゲットとする調味料事業は、成 長余地が大きいと考えています。
海外事業は、欧米や中国・アジアにおける日本食の浸透度を見ると、その将来性 にはますます期待がかかります。米国等では、日本食レストランでの消費にとどま らず、一般的なスーパーの店頭に清酒が並んでいたり、中華料理店で清酒が飲まれ ていたりします。将来的には、日本人が家庭でワインを飲むように、米国の一般家 庭で清酒が飲まれるような日が来るかもしれません。米国のTakara Sake USA Inc.では、需要拡大に対応し、清酒の生産能力増強の投資を行う計画です。
売上高
(百万円)
200,000
150,000
100,000
50,000
0
03 04 05 06 07 167,309 179,794 178,277 176,107 174,143
営業利益
(百万円)
12,000
8,000
4,000
0
03 04 05 06 07 9,497 10,086 8,644 7,605 8,157
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
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事業概要:
宝酒造グループ
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主要子会社データ
会社概要
タカラバイオグループにおける事業戦略の推進
当期のトピックスとして忘れてはならないのが、タカラバイオグループにおける 経常利益黒字の達成です。これは、上場以来目指していた姿へ第一歩を踏み出せた、 ということを意味します。タカラバイオグループの事業戦略は、遺伝子工学研究分 野と医食品バイオ分野の2つの事業分野で安定的に収益を築き、そこから生まれる収 益を将来の成長事業である遺伝子医療分野に投下し、遺伝子医療技術を完成させ早 期の商業化を目指すというものです。当期はこの前半部分の安定的な収益基盤を整 えられた年だととらえています。今後は、この収益基盤をさらに磐石なものにする とともに、いよいよ次の一歩である、遺伝子医療分野に注力し、未だ世界中で実用 段階にない、がんやエイズの遺伝子治療や細胞医療の実現に全力をあげて取り組ん でいきたいと考えています。
機能性食品事業の成長を加速
また当期には、グループの事業を再編し、機能性食品の製品開発および販売を主 な事業内容とする「宝ヘルスケア株式会社」を設立しました。宝ヘルスケアは、タ カラバイオの健康志向食品の販売代理店として、タカラバイオから販売ルートと顧 客を引き継ぎ活動していきます。
タカラバイオグループは、独自の先端技術を駆使して、日本古来の食材の科学的 根拠を明確にし、その機能性食品素材を、他社製品と差別化を図った健康志向食品 として製品化し、宝ヘルスケアが、宝酒造のマーケティング力、販売ノウハウを有 効に活用することで、TaKaRaグループとして機能性食品事業の成長を加速させて いきたいと考えています。
宝ヘルスケアは通信販売を主な流通チャネルとして、当面は、2010年3月期の 営業利益黒字化をひとつのベンチマークとして、将来の成長事業となるように、確 実に育成していきます。
売上高
(百万円)
25,000
20,000
15,000
5,000
0
03 04 05 06 07 10,000
14,376 13,592 13,685 16,534 20,982
営業利益
(百万円)
0
-500
-1,000
-2,000
03 04 05 06 07 -1,500
-389 -239
-1,076 -1,476 -205
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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社会・環境活動
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主要子会社データ
会社概要
会社の発展こそが株主全体の利益
TaKaRaグループは従来から、酒類・調味料事業で安定収益をあげ、バイオ事業 の遺伝子医療分野で大きく飛躍するという青写真を描き、それに沿った施策を打っ てきました。当期は、3期ぶりの営業利益増益を達成し、その方向性が現実になった 1年であり、2008年3月期(今期)もこれを推し進めていきます。
宝酒造グループは、引き続き収益体質の強化に取り組みます。当期確立した利益 マネジメントを継続し、そして今期は新たに、原材料価格の高騰等を背景にした、 納入価格の見直し提案を行う等、さらに収益改善を推し進めます。また、「一刻者」 に次ぐ付加価値の高い商品の投入準備も進めています。タカラバイオグループは、 クロンテック社とのシナジー効果を追求することで、さらに遺伝子工学研究分野の 収益力を高めるとともに、医食品バイオ分野の収益を改善し、遺伝子医療分野にお ける研究開発を積極的に推進していきます。
TaKaRaグループは株主を重視した経営に努めていますが、一方で会社全体の発 展なくして企業価値の増大、ひいては株主利益の拡大はありえません。今はさらに 事業を拡大・成長させていくことが、株主利益の拡大、今後の皆様への還元につな がると考えております。引き続き、株主の皆様のご理解とご支援をお願い申し上げ ます。
グループ内の事業を再編
宝ホールディングスは、子会社である宝酒造の機能性食品事業と、タカラバイオの医食 品バイオ分野の健康志向食品事業とのシナジーを最大化するため、グループ内の事業を再 編し、2006年9月に宝ヘルスケアを100%子会社として設立しました。
同社は、タカラバイオの販売代理店として、タカラバイオから販売ルートや顧客を引き 継ぎます。また今後、タカラバイオが新規開発する製品の販売に加えて、アライアンス等 を通し独自に機能性食品を開発、販売していきます。この再編により、タカラバイオが手 掛けてきた健康志向食品事業に、宝酒造のマーケティング力、販売ノウハウを有効に活用 することで、TaKaRaグループの機能性食品事業の成長を加速させたいと考えています。 今回の事業再編は一方で、タカラバイオと宝酒造の各事業の強化も図ります。タカラバ イオでは、健康志向食品事業の販売機能を移管することにより、新規機能性食品素材の研 究開発から製品化までのプロセスに特化した効率的な事業展開と、収益力の強化が図れま す。宝酒造においては、この事業再編に伴い不採算であった飲料事業から撤退し、同事業 に投下してきた経営資源を、国内酒類事業の収益力の向上や、調味料事業、海外事業の拡 大に再配分します。これらの既存事業の強化も含め、グループ全体の企業価値向上を目指 します。
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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会社概要
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
TaKaRaグループは機能性食品事業を将来の成長事業とするために、
機能性食品の製品開発および販売を主な事業内容とする
「宝ヘルスケア株式会社」を設立しました。
これにより、TaKaRaグループの機能性食品事業の成長を
加速させていきます。
宝ヘルスケア オンラインショップ http://shop.takara-healthcare.com/
宝ヘルスケアの事業内容
事業概要:
タカラバイオグループ
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特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
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宝へルスケアのミッション
宝ヘルスケアは、タカラバイオが「医食同源」をコンセプトに開発を進めてきた、昆布「フ コ イ ダ ン」、寒 天「オ リ ゴ 糖」、明 日 葉「カ ル コ ン」、キ ノ コ「ポ リ テ ル ぺ ン」等 の TaKaRaグループが持つ独自素材の様々な生理活性を安心・安全な機能性食品としてお 客様にお届けすることで、お客様の健康で生き生きとした生活を応援したいと考えていま す。そして、これらの機能性食品素材の持つ生理活性や効能・効果、製品の特徴等をお客 様に十分ご理解いただくために、通信販売を最も重要な販路と位置づけ、さらにはドラッ グストア等の対面販売が可能なルートを中心とした店頭販売を行うことによって顧客満足 度を向上させていきたいと考えています。
1. タカラバイオ製品の販売
2. タカラバイオとの共同開発製品の販売
3. 宝酒造由来を含む独自製品の開発・販売
ガゴメ昆布フコイダン製品 明日葉青汁製品 寒天製品
事業概要:
タカラバイオグループ
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特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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事業概要
焼酎:常に新たな市場創造を目指して
長年、焼酎のスペシャリスト企業として培ってきた独自の優れた技術によって、時代が 求める焼酎を追求し、市場を創造し続けることで、焼酎市場のさらなる発展に貢献してき ました。甲類焼酎では、発売以来30年のロングセラーを続ける“宝焼酎「純」”、スタイ リッシュなデザインとまろやかな味わいが特徴の“焼酎「JAPAN」”等、ボトル焼酎の 新たなカテゴリーを築いてきました。本格焼酎においては、独自製法による“全量芋焼酎 「一刻者い っ こ も ん」”等、様々な原料での造りにこだわった焼酎を発売・育成し、伸長する本格焼酎
市場においても確固たる地位を築いています。
清酒:「こだわり」とさらなる高品質を求めて
「松竹梅」は、時代の潮流を読んだ的確なマーケティング戦略により、慶祝・贈答市場 におけるトップブランドとして磐石な地位を確立。「よろこびの清酒」として高品質なイ メージを守り続け、成長を遂げてきました。また、ソフトパック市場においても“松竹梅 「天」”を発売。差別化した酒質と榊莫山氏作の書画を採用したデザインも好評で、多くの お客様に支持されています。高品質清酒を製造する「白壁蔵」では「本当に旨くてよい酒 とは何か」を徹底的に追求し、造りや原材料にこだわり、お客様に納得いただける高品質 で個性的な商品を提案しています。
宝酒造グループ
TaKaRaグループのコア事業である酒類・調味料事業の歴史は、1842(天保13)年までさかのぼ
ります。以来160有余年にわたり、時代や消費者が求める価値観や嗜好に対して、常に独創的で確か
な技術に裏づけられた安心できる商品を提供することを使命に活動を続けています。
その商品カテゴリーは、焼酎、清酒、ソフトアルコール飲料、ワイン、ウイスキー、中国酒、調味
料、原料用アルコール等幅広く展開しており、また日本国内のみならず、米国、中国、英国スコット
ランド等の子会社を通じて、グローバルな事業展開を行っています。
焼酎「JAPAN」、全量芋焼酎「一刻者」
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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社会・環境活動
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会社概要
ソフトアルコール飲料:
お客様のニーズにお応えするチューハイをご提案
1984年、衝撃的なデビューを飾った“タカラcanチューハイ”。厳選された「焼酎」 「果汁」「水」と確かな技術に裏づけられた、こだわりの品質は、お客様からの絶大な支持
により発売から20年を超えるロングセラー商品となりました。2006年3月には、 “TAKARA「焼酎ハイボール」”を発売。昭和20年代の東京下町で生まれた、チューハイ
の原点とされる「焼酎ハイボール」の味わいを追求した缶入りチューハイです。食事とと もに楽しめるドライな味わいで、お客様の飲用シーンを広げます。そのほか、果汁の産地 や搾汁方法にこだわった“タカラcanチューハイ「直搾り」”等、様々なお客様のニーズ にお応えする高品質商品を開発、育成しています。
ソフトアルコール飲料
トピックス①
ますます人気が高まる本格焼酎
全量芋焼酎「一刻者」
い っ こ も ん宝酒造は「本物志向」に対応し、つくり手の愛情や手造り感あふれる芋焼 酎の開発を目指してきました。2001年9月には、独自の製法で開発した全 量芋焼酎「一刻者い っ こ も ん」を発売。香りが高く、上品でまろやかな味わいが好評を 博し、年々人気が高まっています。
「一刻者」とは鹿児島の方言で「頑固者」という意味です。宝酒造独自の 製法で、造りに頑固にこだわった商品となっています。一般的な芋焼酎は、 米麹が使われており、芋麹の製造は非常に難しいとされていました。他社で も芋原料100%の焼酎は数銘柄ありますが、芋麹は発酵の進みが悪く香味 が単調になる等の難点がありました。これを、様々な酒類を扱うことによっ て蓄えられてきた宝酒造の技術力で打破し、焼酎造りに適した芋麹を完成さ せたのです。その仕上がりは、芋が本来持つ風味だけが残ったため、雑味の ない上品で香りの良いお酒になりました。また、醪(もろみ)の発酵もよく、 適度にまろやかな味わいが出来上がりました。
今後も、「一刻者」の品質面の優位性をきっちりと伝えていくことにより、 さらにブランド価値を高めていきます。
「一刻者」サイト 「ikkomon.jp」
事業概要:
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機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
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調味料:お酒のチカラでもっとおいしく
古くから世界各地で使われてきた「調味料」としてのお酒のチカラに着目し、料理をお いしく、食卓を豊かにする様々な商品をご提案しています。江戸時代に誕生した“タカラ 本みりん”は日本料理に欠かせない調味料としてお客様にご支持いただき、本みりんのト ップブランドとして日本の食文化とともに進化・発展を続けています。また“タカラ本料 理清酒”は、素材の生臭さを消し、料理に深いコクを与える「料理のための清酒」として ご愛用いただいています。そのほか、「京寶きょうたから」ブランドをはじめとする加工業務用調味料を 取り揃え、伸長する中食市場へも「お酒のチカラ」を活かした調味料をご提案しています。
海外:ネットワークを活かして海外市場へ
米国には清酒「松竹梅」やみりん、梅酒を製造・販売するTakara Sake USA Inc.と、 スーパープレミアムバーボン“ブラントン”を扱うAge International, Inc.があり、中 国には清酒「松竹梅」やみりん、焼酎を製造・販売、および日本からの輸入製品の販売を 行う宝酒造食品有限公司、グループ会社の洋酒の輸入販売を行う上海宝酒造貿易有限公司 があります。欧州では英国にてスコッチウイスキーの製造・販売を行うThe Tomatin Distillery Co., Ltd.、また欧州での販売拠点として英国と仏国に営業事務所があります。 これらのネットワークを相互に活用・補完することで、より効果的な活動を目指すととも に、新たな事業も展開していきます。
調味料
タカラ本みりん「純米」 タカラ本料理清酒
Takara Sake USA Inc. のテイスティングルーム
トピックス②
「白壁蔵」 ̶ より高品質を目指し、
「白壁蔵」 ̶
匠の技と先端技術を融合
日本有数の酒どころ、灘。この地で宝酒造は1954年から清酒を造り続けて います。2001年には、伝統的な手造りの技と最新鋭の設備を併せ持つ「白壁 蔵」を完成させ、純米酒や吟醸酒を中心に製造しています。
本当に旨くてよい酒とは何か…。「白壁蔵」では、 効率を優先するのではなく、酒造りの原点に立ち 返り、3年という歳月を費やして蔵づくりから始め ました。伝統的な手造りの原理を再現した新しい 設備での酒造りと、それとは対照的にほとんどを 人の手で行う酒造り。それら両方を併せ持つのが「白壁蔵」です。たとえどれだけ機械が進化 しようとも、やはり最終的な判断を下すのは人間です。杜氏はすべての運転条件を決め、蔵人は すべての工程で五感を使って状態を確かめ、連携しながら志の高い酒造りを行っています。
「白壁蔵」外観
事業概要:
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遺伝子工学研究分野
バイオテクノロジー分野の研究開発に必須な研究用試薬や理化学機器の製造・販売、研 究受託サービス等を手掛けています。
研究用試薬・理化学機器においては、遺伝子増幅法として幅広く利用されているPCR 法に関するライセンスを受け、世界で最高レベルの伸長速度を持つPCR酵素等のPCR関 連製品や、リアルタイムPCR関連製品等を製造・発売しています。また、2005年9月 に買収した米国クロンテック社を中心とした分子生物学分野の製品開発や、欧米メーカー 製品の導入販売等により、バイオテクノロジー全般にその対象領域を広げ、売上拡大を目 指しています。さらに、試薬・機器の販売にとどまらず、大規模シーケンシング能力を活 かしたゲノムの配列解析や、DNAチップ技術等を用いた遺伝子の機能解析の研究受託サ ービス等、様々な研究を受託するサービスを行っています。
今後も、遺伝子関連の研究開発を支えるPCR関連技術をはじめ、RNA分解酵素やコー ルドショックベクター法等を活用した新規技術・製品・サービスに注力していきます。そ して、タカラバイオとクロンテック社との研究開発における相乗効果や効率化を図ること で、コアビジネスである遺伝子工学研究分野の基盤を強化し、さらなる収益拡大を目指し ます。
タカラバイオグループ
TaKaRaグループのバイオ事業の使命は、バイオテクノロジーを通して人々の暮らしに貢献するこ
とです。バイオテクノロジーの研究によって生み出される遺伝子医療は、人々の健康と生命を守るた
めにあります。その実現のため、タカラバイオグループでは、技術および収益の基盤である「遺伝子
工学研究分野」を成長させ、「医食品バイオ分野」を第2の安定収益事業に育成し、「遺伝子医療分野」
に経営資源を投入することで、遺伝子治療・細胞医療の商業化を目指しています。
リアルタイムPCR関連製品
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
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医食品バイオ分野
「医食同源」のコンセプトのもと日本古来の食材をバイオテクノロジーの目で見つめな おし、その機能を解明し、健康志向食品として消費者の皆様にお届けしています。これま でに、昆布「フコイダン」、寒天「オリゴ糖」、明日葉「カルコン」、キノコ「ポリテルペ ン」等の生理活性成分を発見し、他社製品と差別化を図った健康志向食品の開発に注力し ています。2006年9月には、販売機能をグループ会社の宝ヘルスケア社に移管すること で健康志向食品事業の拡大を加速させるとともに、タカラバイオは、新規機能性食品素材 の研究開発から製品化までのプロセスに特化し、経営資源の集中および収益力の強化を図 っています。
キノコ関連事業においては、1970年にブナシメジの大規模栽培に世界に先駆けて成 功し、現在ではハタケシメジとホンシメジの大規模栽培法を確立、雪国まいたけ社や沖縄 県金武町との連携等により事業の拡大を推進しています。さらに、タカラバイオはマツタ ケゲノムの解析に成功し、マツタケゲノムを活用した高付加価値キノコの新規栽培法の確 立を目指しています。
ガゴメ昆布のヌメリ成分(フコイダン)
明日葉「カルコン」
トピックス①
レトロネクチン法を用いた
体外遺伝子治療
レトロネクチン®とは、ヒトフィブロネクチンを改良した組換 えタンパク質です。標的細胞とウイルスベクターの両者に対して 特異的相互作用を持つことにより、レトロネクチン®上で、レト ロウイルスと標的細胞が密接に接触し、遺伝子導入効率が上がる と考えられています。レトロウイルスベクターを用いた高効率遺 伝子導入法であるレトロネクチン法は、様々な医療機関や民間企 業、42施設での遺伝子治療臨床研究で採用されており、体外遺 伝子治療のスタンダードになりつつあります。
レトロネクチン®をコートした
培養容器上で遺伝子導入
組換えレトロウイルス
患者から採取 患者へ戻す
導入する遺伝子 血球系細胞 治療用遺伝子が
導入された 血球系細胞
事業概要:
タカラバイオグループ
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特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
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遺伝子医療分野
遺伝子工学で培われたテクノロジーの応用分野として、遺伝子医療(遺伝子治療、細胞 医療)に必須な先端技術を開発し、その商業化を目指しています。
遺伝子医療分野におけるタカラバイオの中核技術は、米国インディアナ大学と共同開発 したレトロネクチン法であり、タカラバイオは全世界における独占的実施権を保有してい ます。レトロネクチン法は、体外遺伝子治療の際に使われるもので、これまで難しいとさ れてきた造血幹細胞等の血球系細胞への高効率遺伝子導入を可能としました。レトロネク チン法は、様々な公的な医療機関での遺伝子治療臨床研究で採用されており、海外の民間 企業が行っている遺伝子治療臨床試験にも利用されています。今後も積極的に全世界にラ イセンスアウトしていくことで、技術の普及と収益の拡大を目指します。
さらに、タカラバイオは自社プロジェクトとして、保有技術をベースに、伊国モルメド 社、国立がんセンター、三重大学等と提携し、がんとエイズの体外遺伝子治療の臨床開発 を進めています。また細胞医療においては、宝日医生物技術(北京)有限公司および中国 医学科学院がん病院と提携し、レトロネクチン®を用いたがん免疫療法の臨床開発を推進 しています。
レトロネクチン®(GMPグレード)
トピックス②
タカラバイオグループで実施している
臨床開発プロジェクト
タカラバイオグループでは、レトロネクチン法のライセンスアウトにとどまらず、自社グループにおいて、がんとエイズ を対象にした遺伝子医療の研究開発および臨床開発を進めています。
遺伝子治療
対象疾患 地域 提携先
HSV-TK遺伝子治療 白血病 日本 国立がんセンター
TCR遺伝子治療 食道がん 日本 三重大学大学院医学系研究科 MazF遺伝子治療 エイズ 中国 国立エイズ性病予防管理センター
日本 医薬基盤研究所 霊長類医科学研究センター
レトロネクチン拡大培養法を用いた、がん免疫療法
対象疾患 地域 提携先
事業概要:
タカラバイオグループ
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特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
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主要子会社データ
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コーポレート・ガバナンス
TaKaRaグループは、「自然との調和を大切に、発酵やバイオの技術を通じて 人間の健康的な暮ら
しと 生き生きとした 社会づくりに貢献します」という企業理念のもと、企業としての社会的責任を
果たし、当社をとりまく様々なステークホルダーから信頼されることによって、持続的な企業価値向
上が可能となると考えております。このような認識のもと、当社グループでは、コーポレート・ガバ
ナンスの充実を重要な経営課題ととらえ、その充実に努めています。
コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方
当社グループ全体の企業価値向上のために、
①グループ各社に権限を委譲し、自立経営のもと事業の展開スピードをあげ、各社において企業価値向上を追求する。
②会議体の定期的な運営等を通じ、各社の事業報告や今後の経営方針・事業戦略について意見交換しあえる風土を維持すること で、グループ全体の企業価値向上を追求する。
③法令遵守の姿勢や倫理性を確保し、コンプライアンス体制を維持することで、グループ全体での企業の社会的責任を果たす。 ④オープンかつタイムリー、そして正確な情報開示を継続し、適時開示に対する社内体制を維持することで、経営の透明性を高
める。
コーポレート・ガバナンス体制の状況
2007年6月28日現在、当社の取締役会は8名で構成されており(うち社外取締役は1名)、監査役制度を採用しております。監 査役は5名、うち3名は社外監査役です。当社の監査役は、取締役会等の重要会議への出席や重要書類の調査を通じて、取締役の 意思決定状況や職務執行の適法性を監査するほか、内部監査部門である監査室のスタッフと連係して当社および当社の子会社の往 査を行い、適法性・準則性の観点から監査を行っております。また、会計監査人(監査法人トーマツに委嘱)と年に数回会議を行 い、相互に監査計画の説明や、原則四半期毎の監査の実施状況報告を行うとともに、毎決算期末には、当該年度の監査の総括報告 を行い、情報の共有化を図っております。
コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情
当社の上場子会社タカラバイオ株式会社について
2007年3月31日現在、当社は、タカラバイオ株式会社(東証マザーズ、コード番号4974)の議決権の71.1%を所有する親 会社であります。当社と同社の関係は以下の通りであります。
①当社グループにおけるタカラバイオ株式会社の位置づけ
タカラバイオ株式会社は、2002年4月1日に、物的分割の方法により当社の100%子会社として設立いたしました。その後、 当社の議決権所有比率は、同社による第三者割当増資、公募増資、新株予約権付社債の発行等により、現在の議決権所有比率 となっております。
当社グループは、純粋持株会社である当社、子会社34社および関係会社10社で構成され、その中でタカラバイオ株式会社は バイオテクノロジー専業の事業子会社として位置づけ、当社グループとしてバイオ事業を推進しております。
②当社のグループ会社管理について
当社は、連結経営管理の観点から「グループ会社管理規程」を定め運用しておりますが、その目的はグループ各社の独自性・ 自立性を維持しつつ、グループ全体の企業価値の最大化を図ることにあります。タカラバイオ株式会社についても同規程を適 用しており、同社の取締役会において決議された事項等の報告を受けておりますが、取締役会決議事項の事前承認等は求めて おらず、同社が独自に事業運営を行っております。
事業概要:
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機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
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当社株券等の大規模な買付行為に対する対応方針(買収防衛策)について
当社は、2006年5月15日の当社取締役会決議により、企業価値、ひいては、株主皆様の共同の利益を確保し、または向上させ ることを目的に、「当社株券等の大規模な買付行為に対する対応方針(買収防衛策)」を導入しました。
しかし、株主の皆様の意思をより多く反映させることが株主の皆様の共同の利益の最大化に資するとの考えから、2007年5月 15日開催の当社取締役会において、買収防衛策の導入を当社の株主総会にお諮りして株主の皆様の決議に付すこと、および、対抗 措置発動の判断は、原則として当社の株主総会での決議をもって執り行うこと、といった内容を有する買収防衛策に変更すること を決議いたしました。その内容につきましては、当社ホームページ(http://www.takara.co.jp/)ならびに有価証券報告書、当ア ニュアルレポートのMDAにおいて概要を掲載しておりますのでご参照願います。
なお、2007年6月28日開催の当社第96回定時株主総会において、当買収防衛策の導入が承認可決されております。
株主総会
コーポレート・ガバナンス体制 模式図
監査役会(5名)
(うち社外監査役3名) (うち社外取締役1名)
取締役会 (8名)
選任・解任
代表取締役
(2名) 監査室
選任・解任 選任・解任
選任・再任の 同意・解任・監視 監査
選定・監督
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監
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計
監
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人
指示
報告
経営会議 コンプライアンス委員会
CSR推進部 (事務局) マザー協議連絡会議※1
バイオ連絡会議※2
グループ戦略会議
機能子会社 協議連絡会議
内部監査 報告
選任
指示 報告 指示 報告
重要事項 事前協議・ 報告・指示 重要事項協議
重要事項意思決定
重要事項
報告 重要事項事前協議・
報告・指示 監査
監査 報告
監査
報告
報告
(2007年6月28日時点)
執行部門・グループ事業子会社
事業概要:
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機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
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社会・環境活動
<変更前:取っ手あり> <変更後:取っ手なし>
はずせるキャップ
TaKaRaハーモニストファンド
お客様の
「いきいき」のために
宝酒造では、ISO9001品質マネジ メントシステムの認証を全工場で取得 しており、品質の確認できた原材料の みを使用する等、確かな品質管理体制 のもと、安全で安心できる商品をお客 様にお届けしています。
また、中身のみを販売するはかり売 りの実施や、容器を再利用できるリタ ーナブルびんの採用、分別作業が容易 なエコペットの開発等、お客様と協力 して容器の4R(リフューズ:発生回 避、リデュース:減量化、リユース: 再使用、リサイクル:再資源化)の推 進に取り組んでいます。
さらに、酒類を製造販売する企業の 重要な責任として、お客様の健康を考 えた様々な適正飲酒の推進活動を行っ ています。
社会の
「いきいき」のために
宝ホールディングスは、1985年に 公益信託「TaKaRaハーモニストファ ンド」を設立し、以来毎年、日本の森 林や水辺の自然環境を守る活動、そこ に生息する生物を保護するための研究 等に対して助成を行い、2006年で21 年目を迎えました。第1回からの助成 先件数はのべ230件、助成金累計額は 1億1,025万円、地域は40都道府県に 広がります。
また2004年4月、宝酒造において、 お米作りの体験や田んぼ周辺の自然観 察を通して、自然の尊さや社会ルール を親子で学ぶ「TaKaRaお米とお酒の 学校」を開校し、2006年で3回目を 迎えました。その他にも、各種社会貢 献活動への協賛や、地域の清掃等のボ ランティア活動等、幅広い活動を行っ ています。
地球の
「いきいき」のために
宝酒造では、事業活動は根本的に地 球環境に負荷を与える行為であるとい うことを真摯に受け止め、地球環境へ の負荷軽減や自然保護活動、ボランティ ア等の社会貢献活動を、企業としての 責務と考えています。そして、これら の活動成果を「緑字決算」という形で 表現し、1998年以来、広く社会に公 表し続けています。「緑字決算」は、 様々な環境負荷や環境配慮、社会活動 の中から重要な項目を選定し、その改 善度を総合的な収支決算として“ECO (エコ)”という指標で分かりやすく表
しています。
TaKaRaグループは、水や農作物等の自然の恵みをうけて事業活動を行っています。豊かな自然環
境なくしては事業が成り立たないことから、古くから自然環境に配慮する企業精神が受け継がれ、自
然保護活動や環境負荷削減活動に積極的に取り組んできました。
みなさまに「いきいき」をお届けする企業であり続けるために
社会や地球にやさしい「緑字企業」へ
2.7 エコペットの例
事業概要:
タカラバイオグループ
株主、投資家の皆様へ
特集:
機能性食品事業の強化
宝ヘルスケア
事業概要:
宝酒造グループ
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社会・環境活動
役員
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主要子会社データ
会社概要
役員
2007年6月28日現在
取締役 後藤 功 (兼 宝酒造株式会社 代表取締役副社長)
取締役 矢野 雅晴 (経営企画担当・CSR担当 兼 宝酒造株式会社 取締役) 取締役 松崎修一郎 (経理担当・IR担当・財務担当・経理部長・IR室長・財務部長
(兼 宝酒造株式会社 取締役)
取締役 岡根 孝男 (総務人事担当・環境広報担当・総務人事部長
(兼 宝酒造株式会社 取締役) 取締役(社外取締役) 植田 武彦 (兼 宝酒造株式会社 取締役)
常勤監査役 関山 秀人
常勤監査役 釜田 富雄
監査役 市田 之彦
監査役 太田 芳枝
宝ホールディングス株式会社
宝ホールディングス株式会社 代表取締役社長 兼 宝酒造株式会社 代表取締役社長 兼 タカラバイオ株式会社 取締役会長
大宮 久
宝ホールディングス株式会社 代表取締役副社長 兼 宝酒造株式会社 代表取締役副社長
大宮 正
タカラバイオ株式会社 代表取締役社長 兼 宝ホールディングス株式会社 取締役